紅葉Ⅰ
誰にも、一枚、二枚思い出に残る写真があるだろう
自分にとっては、この一枚かもしれない
紅葉のポイントで撮影の最中、携帯のベル
友人Aの息子からである
『ばぁちゃんが亡くなったんよ』いつもは元気のいい息子の声が弱々しく響く
西日射す紅いモミジとバァちゃんの顔がオーバーラップする
戦前、戦後を逞しく生き抜いた90歳の気丈なバァちゃんだったが
自分には妙にやさしく接してくれた
現像が上がればプリントして仏前に飾ってあげよう
ついついポジを眺めつつ今日まで来てしまった
先日、友人からバァちゃんの三回忌を済ませたと聞いた・・・
by mid_45
| 2007-11-22 09:35
| 山の四季